『Imai Hiroki(イマイヒロキ)』の靴は最終工程で「お客様のご要望の色に手染め」を行うことが特徴のオーダーメイド靴です。
まず、お客様のオーダーされたデザインの靴をお作りして最終工程で、
@「甲(アッパー)」
A「細革(コバ)」
B「底(アウトソール)」
それぞれ時間をかけて何度も重ね染めを行いながら、お好みの色に仕上げていきます。
お色は
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(1)サイト掲載の商品の色
(2)カラー見本から指定
(3)希望色イメージの画像を送付
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の選択肢からお選び頂けます。
(※(3)をお選びの場合は、後ほどメールにお好みの靴などの画像を貼り付けてお送り下さい)
お客様に「指定頂いたサイズ」および「1段階大きいサイズ」のトライアルシューズをお送り致しますので、試し履きでサイズの確認をして頂きます。
(※サイズが合わない場合は、別サイズのものをお送り致しますので、再度試し履きをして確認して頂けます。)
★「色見本」も同梱して送りますので、仕上がりの色を確認しながら御希望のカラーの指定も行って頂けます。
御要望がある場合(例:「もう少し明るめの色に」など)は、同梱しております「お客様カルテ」に御記入下さい。
全ての確認が終わりましたら、トライアルシューズを同梱の配送伝票(※送料は弊社負担)を使用して御返送下さい。
ご注文内容が確定致しましたら実際の製作を開始致します。
お届けまでには約40日程度のお時間を頂いております。
これは複数の工程を一つ一つ丹念に手作業で行い、綺麗に色が乗るまで何度も色染めを行うためです。
靴の場合、革の伸びる方向を念頭に置きながら裁断を行います。
革の伸びを無視して裁断すると、通常伸びてはならないベルト部分などが伸びてしまい、足をしっかりとホールド出来なくなります。
その他にも、革の状態では見えにくい傷なども、釣り込みを行うと出てくることがあるので、しっかりと確認をします。
縫製を行います。
申し訳ございませんが、この工程は企業秘密のため、お見せすることができません。
縫製が完了した甲(アッパー)をラスト(木型)に乗せて、包み込むようにして靴の形にします。
釣り込みを行ったアッパーの形を整えます。
釣り込みで出来たシワやライニングの膨らみなどを見つけ、トンカチで叩いて解消します。
(※片足ずつ長い時間をかけて、しっかりと整形を行います)
『Imai Hiroki』オーダー靴の最も特徴が出る工程です。
色の調合は「赤」「青」「黄」の3色から作り出し、独特の艶(つや)とにじみ出る色が特徴です。
お客様から御依頼頂いた色のイメージが頭に鮮明に映し出されて初めて色染めを開始します。
甲(アッパー)のみならず、細革(コバ)も底(ソール)も一つ一つ手で染め、塗っては乾かしを繰り返し、革の表情を見ながら染めます。
染めた後、2日間寝かせてからもう一度染めます。
重ねて染めることによって、更に特有の深みある色になります。
(※1足1足を手で染めますので微妙な色の違いが出ます。どなた様も同じ靴には出会いません。またワックスの使用回数などにより、他の靴とは違った変化をしていくことも特徴です。)
甲(アッパー)と底(ソール)を圧着後、底を掻き立ててからマッケイミシンで縫います。
角度を付けすぎますと脱線してしまいますので、一定の角度を保ちながら縫い上げます。
底のコバを綺麗に削ります。
削り過ぎて陥没してしまわないように、加減に注意しながら仕上げます。
革本来の艶や深みが出るように、しっかりと時間をかけて磨き上げます。
最後に仕上がりを確認し、梱包を行います。
梱包という工程は軽く見られがちですが、最も大切な工程であると考えています。
製作した職人が最後まで責任を持って梱包する。最後に触れるのが職人で、最初に触れるのがお客様。
これが「職人とお客様のつながり」だからです。
完成した商品は、特性の「もみの木の箱」に入れてお届け致します。
靴は1日履くとかなりの湿気がたまります。「もみの木」はその湿気を吸収してくれる役割を果たします。
(※素麺の箱も同じ「もみの木」で出来ています。素麺の場合は、湿気を吸収し乾燥させ成熟を早めるために「もみの木」に入れるそうです。)
お待たせ致しました。
お客様だけの世界で1足しか無い色の靴の完成です。
素晴らしいシューズライフをお楽しみ下さい。